【前夜発日帰り】2019年12月22日(日) 《アイスクライミング初級》 八ヶ岳 広河原沢の氷瀑
■ イベント概要
広河原沢は、八ヶ岳の阿弥陀岳南稜と御小屋尾根に挟まれた東向きの沢で、12月中旬から氷瀑が形成されます。阿弥陀岳へと続く舟山十字路を登山口にして、林道を1時間30分ほど歩くと、大小さまざまな氷瀑を楽しむことができます。例年、1月中旬を過ぎると、積雪が多くなり氷瀑が雪に埋もれて、ラッセルを強いられることがありますが、12月下旬頃は積雪も多くなく、ナメ滝(傾斜が緩やかな滝)やバーチカル(垂直)の滝など、変化に富んだルートです。イベント内容は、前夜発日帰りのアイスクライミング初級のイベントです。イベント前日に集合、移動し、登山口周辺の仮眠宿に宿泊します。朝食を食べて、朝早く出発し、林道をアプローチします。途中で、ハーネス、クランポン、ヘルメット、ガチャ類を装着し、氷瀑でのアイスクライミングを楽しみます。アイスクライミングの注意点、アイスアックスの打ち込み方、クランポンの蹴り込み方、トップロープのビレイ方法、フォローの登り方、アイススクリューでの支点構築方法、自己確保方法、懸垂下降方法等、自然の氷瀑での安全管理についても講習します。
アイスクライミングは、アイスアックスを持ってクランポン(アイゼン)をブーツに装着し、凍った滝を登って得られる充実感は、普段の生活にはない非日常的な感覚が楽しめると思います。アイスクライミングは11月下旬から4月までの期間限定のスポーツですので、ぜひこの機会に体験してみてはどうでしょうか。この冬、雪山登山の装備をそろえ、ちょっと人と違ったことにチャレンジしたい方に最適なイベントです。
【イベントの特徴】交通機関、ルートの特徴、装備、レンタル品
【マウンテンスクールテーマ】クライミングLEVEL1、アイスクライミングLEVEL1
本イベントでは、クライミングLEVEL1とアイスクライミングLEVEL1を実施します。マウンテンスクールのテーマについては、こちらのページをご覧ください。【登山レベル:初級・中級】技術度:★★、体力度:★★、経験:★、お勧め度:★★★★
※登山レベルの表記に関しての説明はこちら。■ イベント基本情報
イベント名 | 【前夜発日帰り】2019年12月22日(日) 《アイスクライミング初級》 八ヶ岳 広河原沢の氷瀑 |
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目標山岳・ルート | 八ヶ岳 広河原沢 左俣 |
主催 | lovzearth outdoor club |
種別 | 日帰りアイスクライミング初級 |
料金 | 14,300円 |
料金に含まれる費用 | ガイド費用、講習資料 |
料金に含まれない費用 | 現地・移動中の食費、前夜泊での仮眠宿代(2,000円程度) ※集合場所から登山口までの往復交通費は無料です。 |
レンタル | レインウェア ハーネスセット ヘルメット アイスアックス2本 |
配布資料 | ガイディング資料 |
難易度 | 初級 |
参加条件 | 特になし |
集合場所・時間 | 12月21日(土) 夜22時 JR九州ホテルブラッサム新宿前 JR新宿駅南口から徒歩5分 ※詳細な場所は、下記に後述します。 |
解散場所・時間 | 12月22日(日) 夕方19時頃 JR九州ホテルブラッサム新宿前 |
定員 | 6名(最少催行人数2名) |
お問い合わせ先 | LOCアウトドアスクール事務局 |
■ スケジュール、ルート
日程 | 行動概要 |
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12月21日(土) | JR九州ホテルブラッサム新宿前集合(22:00)→現地へ移動→登山口周辺の仮眠宿に到着(24:00)→仮眠 |
12月22日(日) | 起床(5:00)→登山口からアプローチ開始(6:00)⇒氷瀑に到着(7:30)⇒準備してアイスクライミング開始(8:00)⇒アイスクライミング終了、下山開始(13:00)⇒登山口に到着(15:00)→駐車場から新宿へ移動開始(15:30)→新宿解散(19:00) アイスクライミング時間:5時間 標高:約1600m~2000m |
→:車、ロープウェイ、タクシー等での移動、準備時間等を示す
⇒:登山、徒歩での移動、各種アクティビティ時間を示す
■ 集合場所・解散場所の案内
集合場所・解散場所
JR九州ホテル ブラッサム新宿前、JR新宿駅南口から徒歩5分の場所です。■ 個人装備
○:必須装備、△:必須装備ではありませんが、あれば便利なもの。雪山登山装備
○登山靴・靴下 | 靴底が固くしっかりした登山靴を選択してください。ハイカットのモデルが足首まで固定されて、安定します。ゴアテックス等の防水透湿素材のものをおすすめします。靴下は、靴底が固い登山靴には比較的厚手の靴下を合わせます。中厚~厚手のものがおすすめ。 夏山登山靴、ローカットのモデル、防水性がないもの、ランニングシューズでは参加できません。自分の登山靴で参加可能かどうかは、お問い合わせください。 登山靴の選択方法についてはこちらのページを参照ください。 |
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△ゲイター(スパッツ) | 積雪が深いと登山靴の中に雪が入りやすいので、ゲイターを使用することをおすすめします。また、保温性、防風性があるので、気温が低いとき、風が強いときには、装着すると足のまわりのストレスを軽減できます。購入する際は、透湿性がある素材で、厚手のひざ下くらいまでの大きいものを選択してください。また、登山靴の大きさによって、ゲイターが入らない場合もあるので、念のため登山靴をはいてフィッティングしてください。 ゲイターの選択方法についてはこちらのページを参照ください。 |
○登山に適した衣類 | アンダーウェアは速乾性のある化学繊維がおすすめ。上下長袖が日焼けしにくく、保温、防風等の肌の保護になるのでおすすめです。Tシャツや長袖に綿素材のものは避けましょう、汗でぬれた場合乾きにくく身体が冷えて運動性が低下する場合があります。 |
○保温着 | 保温着はダウンかフリースを選択してください。寒がりの方は、両方もしくは2枚重ね等準備しておいてください。綿のスウェット、ジャージ等は濡れて場合乾きにくく、風が強く気温が低い場合は、低体温症になる危険性があるので、注意してください。 |
○アウターシェル(上・下)もしくはレインウェア(上・下) | 雪山用のアウターシェルは、防水・透湿素材のもので、保温性・防風性を高めるために比較的生地が地厚のものが多いです。レインウェアは、ゴアテックス等の防水性透湿素材がおすすめ。サイズに限りがございますが、有料でレンタル可能です。アウターシェルもしくはレインウェアの上着は必ずフードつきのものを選びましょう。 |
○アイウェア(サングラスもしくはゴーグル) | 目の保護、紫外線からの保護のため。雪山では、空からの光と雪に反射した光で日焼けしやすいので、暗めのレンズを選択すると、目の負担が少なく楽になります。 |
○日焼け止め・バンダナ・帽子 | 薄手のバンダナ(薄手のタオルでも可)、ネックウォーマー等をお持ちください。また、つばがある帽子はまぶしさを防ぎ、頭部の保護になるので、お持ちください。 |
○ヘッドランプ | 頭に着けられるもの。 |
○ザック・ザックカバー | 20リットルくらいで充分です。必要な装備の他に、行動食、水等の食料を入れましょう。30リットル以上のモデルだと、荷物が重くバランスが取りにくいので、できるだけ荷物を少なく・軽くしてください。 ザックの選択方法についてはこちらのページを参照ください。 |
○水筒 | テルモス等の保温性のある水筒がのぞましい。あまり水を飲まない方でも1リットル程度準備してください。ご自分の水分補給の頻度や量に合わせてお持ちください。 |
○行動食・非常食 | 1日分の行動食を準備してください。パン、おにぎり、お弁当などでもOK。 行動食の摂り方についてはこちらのページを参照ください。 |
○トイレットペーパー・ティッシュ | 高所や気温が寒くなると鼻水が出る場合があります。必要に応じてお持ちください。 |
○トレッキングポール(ストック) | ひざの負担を格段に和らげます。雪が多くない場合、バランスを崩しやすいので、必携です。 |
○保険証 | けがや病気の際に必要になります。 |
○救急薬品 | ケガ、腹痛等の緊急用の薬品類。バンドエイド、包帯、内服薬等を準備ください。 |
△その他 | 必要に応じて下記をお持ちください。 地図、筆記用具、ライター、コップ、ホカロン(ホッカイロ)、ウェットティッシュ、 |
クライミング装備
本イベントはハーネス、カラビナ、確保器、ヘルメット等のクライミングの装備を使用します。これらの装備をお持ちの方はご自分の装備を持ってきてください。ハーネスセットをレンタルすると、ハーネス、安全環付カラビナ、確保器がセットになっています。○ハーネス | ロッククライミング用のハーネス。アイスクライミングをするときは、雪山登山と同様のウェアを着るので、レッグループの大きさを調節できるものや比較的サイズが大きいものを選択してください。有料でレンタル可能。 |
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○アイスアックス | アイスクライミング用の長さが短め(50cm程度)で、シャフトが深く曲がったアイスアックス。有料でレンタル可能。 |
○ヘルメット | クライミング用。有料でレンタル可能。 |
○クランポン(アイゼン) | 雪山登山で使用する前爪があるもの。前爪が横爪(平爪)の縦走用のクランポンで問題ありません。10~14本爪のものが多い。 |
○安全環付カラビナ | 1個。雪山で使うグローブを装着してカラビナの開閉ができる大きさがおすすめ。有料でレンタル可能。 |
○確保器 | 1個。クライミング用のビレイデバイス(ATC、ルベルソ等)。有料でレンタル可能。 |
■ 共同装備
共同装備とは、ロープやツェルト等、各個人が一つ一つ持つのではなく、チームで共同で持つ装備のことを言います。主な共同装備として、テント(銀マット、ペグ)、バーナー(ガス缶)、水(主に夕食、朝食のため)等です。また、岩場・クサリ場がルート上に多数出てくる場合は、ロープ(カラビナ、スリング)も必要になります。本イベントでは、ラブジアースアウトドアクラブが下記の共同装備を準備しますので、各個人で準備する必要はありません。
クライミングロープ | アイスクライミングを安全に実施するためのロープ。クライミング用のロープは、伸縮性があり滑落時の衝撃を吸収するロープです。必要数をクラブで準備します。 |
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支点用の登攀具 | アイスクライミングするために、アイススクリュー、クイックドロー(ヌンチャク)、スリング、安全環付カラビナ等の登攀具。必要数をクラブで準備します。 |
危急時の装備 | ケガ、悪天候による停滞等のため、ファーストエイドキット、ツェルト等が危急時の装備として必要です。必要数をクラブで準備します。 |