【前夜発日帰り】2020年1月5日(日) 《アイスバリエーション》 八ヶ岳 広河原沢左俣

■　イベント概要

　広河原沢は、八ヶ岳の阿弥陀岳南稜と御小屋尾根に挟まれた東向きの沢で、12月中旬から氷瀑が形成されます。阿弥陀岳へと続く舟山十字路を登山口にして、林道を1時間30分ほど歩くと、大小さまざまな氷瀑を楽しむことができます。例年、1月中旬を過ぎると、積雪が多くなり氷瀑が雪に埋もれて、ラッセルを強いられることがありますが、12月下旬頃は積雪も多くなく、ナメ滝(傾斜が緩やかな滝)やバーチカル(垂直)の滝など、変化に富んだルートです。
　イベント内容は、前夜発日帰りのアイスバリエーションのイベントです。バリエーションとは、通常の登山道や林道歩きに加えて、全く整備されていないルートを行動することです。舟山十字路から林道を歩き、二俣(右俣と左俣の分岐)に到着後、アイスクライミングを交えた沢登りで、御小屋尾根を目指します。イベント前日に集合、移動し、登山口周辺の仮眠宿で宿泊します。朝食を食べて、朝早く出発し、林道をアプローチします。途中で、ハーネス、クランポン、ヘルメット、ガチャ類を装着し、氷瀑でのアイスクライミングを楽しみます。支点構築、フォローのビレイ、懸垂下降、ルート攻略、コンテニュアスでの行動等も講習します。
　アイスクライミングは、アイスアックスを持ってクランポン(アイゼン)をブーツに装着し、凍った滝を登って得られる充実感は、普段の生活にはない非日常的な感覚が楽しめると思います。アイスクライミングは11月下旬から4月までの期間限定のスポーツですので、ぜひこの機会に体験してみてはどうでしょうか。この冬、雪山登山の装備をそろえ、ちょっと人と違ったことにチャレンジしたい方に最適なイベントです。

【イベントの特徴】交通機関、ルートの特徴、装備、レンタル品

【マウンテンスクールテーマ】クライミングLEVEL1、アイスクライミングLEVEL1

　本イベントでは、クライミングLEVEL1とアイスクライミングLEVEL1を実施します。マウンテンスクールのテーマについては、こちらのページをご覧ください。

【登山レベル：中級・上級】技術度：★★、体力度：★★★、経験：★★、お勧め度：★★★★

※登山レベルの表記に関しての説明はこちら。

■　イベント基本情報

■　スケジュール、ルート

■　集合場所・解散場所の案内

集合場所・解散場所

ＪＲ九州ホテル ブラッサム新宿前、JR新宿駅南口から徒歩5分の場所です。

■　個人装備

○：必須装備、△：必須装備ではありませんが、あれば便利なもの。

雪山登山装備

クライミング装備

　本イベントはハーネス、カラビナ、確保器、ヘルメット等のクライミングの装備を使用します。これらの装備をお持ちの方はご自分の装備を持ってきてください。ハーネスセットをレンタルすると、ハーネス、安全環付カラビナ、確保器がセットになっています。

■　共同装備

　共同装備とは、ロープやツェルト等、各個人が一つ一つ持つのではなく、チームで共同で持つ装備のことを言います。主な共同装備として、テント(銀マット、ペグ)、バーナー(ガス缶)、水(主に夕食、朝食のため)等です。また、岩場・クサリ場がルート上に多数出てくる場合は、ロープ(カラビナ、スリング)も必要になります。
　本イベントでは、ラブジアースアウトドアクラブが下記の共同装備を準備しますので、各個人で準備する必要はありません。

イベントの紹介写真

■　過去のイベント

2015年12月29日　中級アイスクライミング@八ケ岳 広河原沢左俣

　毎年企画するも、いつも時間切れで稜線まで抜けられないイベント、今年はぬけました。舟山十字路朝6時45分出発、御小屋尾根登山道16時45分、舟山十字路18時40分のヘビーな行程でした。
　氷の状態が良すぎて、いつもならトコトコ歩いて登れる川床が全て氷。久しぶりに氷で充実しました。コンテ、スタカット、ショートロープ、タイトロープ、1:1引上げ、草付登攀等、どっぷりアルパインでした。イベント記事はこちらから。

2014年12月30日　中級アイスクライミング@八ケ岳 阿弥陀岳西面 広河原沢左俣

　毎年行っている広河原沢左俣。今回は中級で実施したので、稜線まで抜けたかったですが、F4?まで。先行パーティーがラッセルしてくれたおかげでだいぶ助かりました。例年にない積雪量で、多くの滝が雪で埋まっていましたが、F1の釜はぱっくり口を開けて待っていました。イベント記事はこちらから。